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【新潟】痔は病院やクリニックへ相談!肛門の構造を解説

新潟で痔について相談するならクリニックへ!血流の悪さが痔を招く

新潟で痔についてお悩みの方は、肛門外科・肛門内科をご利用ください。私たちの体から便を排出している肛門ですが、具体的にどのような構造になっているのかご存じですか?

肛門の構造について正しく理解すれば、痔にならないような生活を心がけやすくなります。私たちの体のことですので、どういった機能が備わっているか、どういった役割を担っているのかについて詳しく知っておいてください。

こちらでは、肛門の構造をご紹介いたします。また、血流の悪さと痔の関係についても解説いたしますので、ぜひご確認ください。

肛門の構造を詳しく解説

肛門に痛みを感じる人物

ご存じのように、肛門は便やガスを排出する重要な部位です。私たちが食べたものが体の中で分解され、便となって肛門から押し出されます。

肛門は主に歯状線や肛門陰窩(こうもんいんか)、括約筋、静脈叢など、役割や性質が異なる組織によって構成されています。

こちらでは、それぞれの働きについてご紹介いたします。

歯状線

歯状線は直腸と肛門をつなぐ場所にある器官です。
便は直腸を通って移動し、歯状線を通って肛門から排出されます。排便をするときに痛みを感じることはありませんか?

肛門という小さな場所から便を排出するため、痛みを感じるのは当然と思えるかもしれません。しかし、通常は便が腸を移動している最中に痛みは感じないでしょう。痛みを感じたとしても肛門の周りだけです。これは、歯状線より上に位置する直腸側の粘膜には、痛みを感じる神経が通っていないためです。一方、歯状線より下に位置する肛門側は痛みを感じる神経が通っています。

肛門陰窩

歯状線には小さなくぼみがあり、これを肛門陰窩と呼びます。肛門陰窩に細菌が入ってしまうことで、痔瘻になる可能性が高まります。炎症が見られたり、痔瘻の疑いがあったりする場合はこの場所をチェックします。

括約筋

肛門は便を出す際には開き、出し終わった後は閉じます。肛門を開閉するために働く筋肉が、括約筋です。
括約筋は内括約筋と外括約筋に分かれています。内括約筋は直腸に便が到達した時点で、自然と緩むようになっています。外括約筋は、自分の意思で動かすことが可能なのが特徴です。

静脈叢

肛門のクッションともいわれる器官で、毛細血管が集まっているため弾力性があります。クッションのように、肛門をしっかり閉じる役割を果たします。また、便やガスが自然に漏れないようにしているのも静脈叢の役割です。

以上が肛門の構造です。

血流が悪いと痔を招く?

お尻周りの血流が悪くなるイメージ

お尻周りの血流が悪くなると、痔を発病する可能性が高まります。痔には様々な種類があるのですが、そのどれもが血流が悪くなることで発病する可能性が高くなるのです。

そもそもですが、血流が悪くなるとはどのような状態なのでしょうか。その名のとおり血の巡りが悪くなり、体の各場所が必要とするエネルギーが十分に届けられなくなるということです。

つまり、それぞれの組織が動くために必要なエネルギーが不足してしまうのです。肛門周りに限らず、血流が悪くなると体のいたるところに不調をきたしてしまいます。

そして筋肉を動かすと疲労物質が生じます。通常であればこの疲労物質は血液と一緒に流れていくのですが、血流が悪くなるとそこに停滞してしまいます。その結果、その筋肉が緊張したり炎症したりしてしまうのです。

そして肛門というのは括約筋によって動いています。その括約筋を動かしたことで生じる疲労物質が蓄積してしまうと、炎症が起こり結果として痔につながるというわけなのです。

これが、血流の悪化によって痔が起こるメカニズムです。もちろん、他の要因もあわさって引き起こる可能性もありますが、血流が悪くなると患部が腫れやすくなってしまうので、痔による痛みが強くなってしまいます。その結果、痔の症状がひどくなってしまうのです。

痔にならないためにも、痔を改善するためにも、血流はよくしておかなくてはいけません。

痔の疑いがあるならすぐにクリニックや病院へ相談!

肛門の構造についてご紹介しましたが、肛門は自分で目視できません。そのため、不調があっても気付きにくいことが多いのです。少しでもおかしいと思ったのなら、早めにクリニックや病院へ相談するようにしてください。放置すると悪化の危険があります。調べることでわかることもあるため、すぐにクリニックや病院を利用してください。

新潟の松波クリニックでは痔の治療を行っております。痔でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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