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コラムColumn

新潟で痔の相談!痔瘻は再発する?症状や種類とは

新潟で痔にお悩みなら早めに診察を!痔瘻の症状や種類などについて

裂肛などの痔を放置すると重症化の懸念があります。痔瘻は、肛門の傷が化膿して膿が溜まりトンネルができた状態です。痔瘻は再発しやすいので、早めに新潟の肛門科で診察・治療を受けるのがおすすめです。

痔瘻は再発する?原因とは

お尻に手を当てる女性

痔と呼ばれる症状には種類があります。その一つが痔瘻です。治療せずに放置すると症状が悪化するだけでなく、他の疾患が引き起こされることも懸念されます。こちらでは、痔瘻の症状や種類、痔瘻になりやすい方などをご紹介いたします。

痔瘻とは

別名で「あな痔」と呼ばれるように、肛門内部の直腸と肛門周囲の皮膚を直結するトンネルができる疾患です。女性よりも男性のほうがなりやすいといわれています。痔瘻の詳しい原因は解明されていませんが、肛門に傷があったり、免疫力が低下していたりするとなりやすいと考えられています。

痔瘻になるまでのプロセス

最初からトンネルができるわけではなく、肛門の内側が化膿して膿が溜まると肛門周囲膿瘍になり、さらに悪化してトンネル(瘻管)ができます。

瘻管が生じるまでのプロセスは次のとおりです。

  1. 直腸と肛門の境目にある歯状線のくぼみ(肛門陰窩)に細菌が感染し、肛門腺が化膿して膿が溜まる
  2. 肛門腺の炎症が悪化して肛門周囲膿瘍になる
  3. 肛門周囲膿瘍の慢性化と症状の悪化で瘻管が伸びて痔瘻になる

痔瘻の具体的な症状

膿が溜まると肛門の周囲が赤く腫れ上がり、ズキズキとした激しい痛みが生じます。さらに悪化すると38度~39度の発熱、敗血症、ショックなどを引き起こすこともあります。肛門周囲膿瘍が破裂して膿が出ると痛みは治まることがほとんどです。しかし、膿の出口が塞がればまた膿が溜まって痛みが再発します。

痔瘻の種類

痔瘻は瘻管の伸び方で種類を区別できます。痔瘻の種類とそれぞれに適した治療方法は次のとおりです。

・低位筋間痔瘻

瘻管が内括約筋と外括約筋の中間を下に向かって伸びていきます。痔瘻の約60%が低位筋間痔瘻です。瘻管が後方へ向かっている場合は切開開放術、前方または側方へ向かっている場合は括約筋温存手術やシートン法で治療します。

括約筋温存手術:瘻管をくり抜く方法。括約筋の損失を最小限に抑えることができる。

シートン法:ゴムを瘻管に通して少しずつ切開する方法。時間はかかるが、治療による肛門の変形を防ぐ。

・高位筋間痔瘻

瘻管が内括約筋と外括約筋の中間を上に向かって伸びていきます。高位筋間痔瘻になる方は約10%と少ないですが、排膿する出口がないため発見しづらいです。高位筋間痔瘻は括約筋温存手術で治療します。

・坐骨直腸窩痔瘻

瘻管が外括約筋を飛び越えて、肛門挙筋の下に向かって伸びていくもので、全体の約30%を占めます。治療には括約筋温存手術に似た肛門保護手術が採用されます。

・骨盤直腸窩痔瘻

瘻管が肛門拳筋の上に伸びていきます。とても稀な症状で治療が難しく、人工肛門になるケースもあります。

痔瘻になりやすい方

以下に当てはまる方は痔瘻になりやすいといわれています。

  • 腸が弱く下痢になりやすい
  • 裂肛(きれ痔)を患っている
  • 肛門括約筋が緊張している
  • ストレスにさらされている
  • 糖尿病
  • アルコールやタバコの摂取量が多い

新潟で痔瘻や裂肛による痛みでお悩みの方は松波クリニックへ

手を組む医師

痔瘻は肛門周囲膿瘍が悪化したものです。最初から痔瘻になるのではなく、肛門周囲膿瘍が慢性化して瘻管ができたのが痔瘻です。また、痔瘻には複数の種類があり、それぞれ症状や治療方法が異なります。さらに、溜まった膿が出て痛みが治まっても、穴が塞がればまた膿が溜まるので痔瘻は再発しやすいです。裂肛(きれ痔)は傷口から細菌が入りやすく、痔瘻になりやすい傾向があります。肛門からの出血は大腸がんの可能性もあるため、気になる症状がある方は早めに診察を受けると安心できるでしょう。

松波クリニックは女性に配慮した診療を行っております。小規模なので小回りが利き、人目が気になる方も通院しやすいです。インターネットでのご予約も受け付けており「待合室での待ち時間が長くて気まずい思いをした…」といったこともありません。新潟で痔や痔瘻でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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