【新潟の肛門外科】入院は必須?肛門がんの概要や過敏性腸症候群の特徴と排便障害のケア
入院施設もある新潟の肛門外科が解説!肛門がんの概要や過敏性腸症候群と排便障害のケア
排便時に痛みや違和感はありませんか?気になる症状のうち、こちらでは肛門がんの概要や症状、大腸や直腸などのがんと過敏性腸症候群の類似点や違い、肛門疾患や過敏性腸症候群で押さえたい排便障害の予防法や対処法についてお伝えします。
新潟の肛門外科・松波クリニックでは2階に手術室・入院部屋を設置し、患者様の病状に合わせて適切な治療を行っております。精密検査や専門的な手術が必要な場合は、他の病院へのご紹介も可能です。新潟で肛門外科をお探しの際は、お気軽にお問い合わせください。
排便時の違和感や痛みがサイン?肛門がんの概要や症状について

肛門疾患の検査では、ときに「がん」が見つかることもあります。肛門がんの概要についてお伝えします。
肛門がんとは
肛門がんは、肛門(正確には肛門管)に発症する極めてまれながんです。日本では全悪性腫瘍の0.1%、大腸がんの中でも2%程度の発症頻度と報告されています。主な原因としては、肛門の慢性炎症や免疫低下状態などのリスク因子が指摘されています。肛門がんに限らず、がんは早期発見・早期治療が重要です。血便や排便時の痛み・違和感などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
肛門がんの原因
肛門がんの原因は完全には解明されていませんが、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が最も大きな要因と考えられています。また、喫煙や不特定多数の性交渉者を持つことなど、免疫抑制状態やHIV感染症なども危険因子と指摘されています。
肛門がんの症状
肛門がんの主な症状には、以下のようなものがあります。
- 排便時の違和感
- 肛門の腫脹
- 膨張による排便障害
- 肛門痛
- 血便
ただし、約2割の方は無症状であることも知られています。
肛門にがんが見つかったら
新潟の肛門外科・松波クリニックでは、肛門や直腸にがんが見つかった方、便潜血反応検査で陽性となった方の大腸内視鏡検査は、専門の医療機関を紹介しています。専門の医療機関でより詳しい検査を経て、病状に合わせて治療法が決定され、場合によっては複数の治療法を組み合わせることもあります。
大腸や直腸などのがんと過敏性腸症候群について

過敏性腸症候群(IBS)は、腸の運動機能に異常が生じ、腹痛や腹部の不快感、ガス、下痢や便秘などの排便異常が繰り返し起こる慢性的な疾患です。具体的な原因はまだ完全には解明されていませんが、腸の過敏性やストレス、食生活、腸内フローラのバランスの乱れなどが関与していると考えられています。こうした過敏性腸症候群の症状から、「深刻な病気なんじゃないか」と気になる方もいらっしゃるでしょう。そこで、大腸や直腸などのがんと過敏性腸症候群(IBS)の類似点や違いについてお伝えします。
症状の類似点
- 腹痛:両方の疾患で腹痛が生じることがあります。
- 排便の変化:下痢や便秘、排便習慣の変化が見られます。
- 出血:直腸や肛門からの出血は、がんでもIBSでも見られることがあります。ただし、がんの場合は血便がより鮮明であることが多いです。
症状の違い
- 体重減少:がんの場合、原因不明の体重減少がよく見られますが、IBSでは通常ありません。
- 進行性の症状:がんは進行性であり、時間とともに症状が悪化することが多いですが、IBSの症状は慢性的でありながらも波があり、必ずしも悪化するわけではありません。
診断の重要性
IBSであることが分かっている方が新たに以下のような症状を経験した場合、直ちに医療機関を受診することが推奨されます。
- 原因不明の体重減少
- 進行する痛みや出血
- 夜間の症状
- 貧血
これらの症状は、IBS以外の疾患を示している可能性があるためです。
大腸や直腸のがんと過敏性腸症候群(IBS)は、症状が一部重なることがありますが、異なる疾患です。定期的な検診と適切な医療ケアが、両方の疾患の管理と早期発見に役立ちます。
肛門疾患や過敏性腸症候群で押さえたい排便障害の予防法・対処法
様々な肛門疾患や過敏性腸症候群などにおいて、排便障害の予防法や対処法を知っておくことは大切です。
排便障害とは
排便障害とは、様々な原因により大腸や肛門の機能に障害が生じ、「便秘」や「便失禁」といった症状が出ることを指します。
排便は毎日の生活で当たり前に行われる行為ですが、そこに不便を感じると生活の質が著しく低下してしまいます。快食、快眠、快便は楽しく生活するために重要な要素です。排便障害の原因は多岐にわたり、便秘や便失禁を引き起こす病気の診断・除外とあわせて、適切な検査と治療法の選択が求められます。
食事療法
食物繊維やオリゴ糖などの水溶性食物繊維を多く含む食事を心がけましょう。野菜や果物、海藻などを積極的に取り入れてみましょう。これらの食材には水溶性食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えるのに効果的です。また、十分な水分摂取によって便を柔らかくし、排便をスムーズにします。
生活習慣の改善
生活習慣を正す日常生活の工夫によって、排便障害を和らげることができます。例えば、以下のような取り組みが有効です。
- 適度な運動
- 排便リズムを整える
- バランスの良い食生活
- ストレス管理
薬物療法
便秘や下痢がひどい場合、医師の指導のもとで薬を処方することがあります。また、腸内フローラを改善し、便秘や下痢の緩和を助けるために、プロバイオティクスを含むサプリメントや発酵食品を摂取することも大切です。
病院やクリニックの受診
症状が重く、上記の対処法だけでは不十分な場合は、病院や専門の医療機関を受診することをおすすめします。高度な手術療法や薬物療法なども検討されます。
排便時の違和感がある方は速やかに肛門外科を受診しよう
肛門疾患や過敏性腸症候群などを患っている方の中には、排便障害に悩む方も少なくありません。排便障害は、放置すると患者さんの生活の質を大きく下げてしまうおそれがあり、十分な予防と対処が欠かせません。排便障害の予防はもちろん、排便障害が起きてしまった場合には、生活習慣の見直しやストレス管理、専門的な医師による生活指導、専門外来での診療を受けることをおすすめします。
新潟の肛門外科・松波クリニックでは2階に手術室・入院部屋を設置し、患者様の病状に合わせて適切な治療を行っております。女性の方も通院しやすい環境づくりを心がけていますので、女性や初診の方も安心してご来院ください。
精密検査や専門的な手術が必要な場合は、より大きな病院をご紹介いたします。新潟で肛門外科をお探しの方、排便時に違和感のある方はお気軽にご相談ください。
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