新潟で肛門外科をお探しなら!内痔核と外痔核について
内痔核について
お尻に痛みも傷もないけれど、違和感があるという場合は、肛門の内側に「いぼ」ができる「内痔核」かもしれません。主に排便時のいきみで生じる、いわゆる「いぼ痔」です。内痔核は、軽度のうちは痛みを伴いませんが、放置するうちに肛門から出たまま戻らなくなったり、激しく痛み出したりすることがあるため、症状が軽いうちに専門医を受診するのがおすすめです。受診の前に、肛門内科・外科の違いや受診可能な症状について知っておきましょう。
外科と内科の違い

お尻のトラブルに専門的に対応しているのが「肛門内科」と「肛門外科」です。多種多様な肛門の疾患や病態に合わせて、適切な治療を行っていきます。
「診察を受けるのが恥ずかしい」「治療が痛そう」とためらう方も少なくないお尻のトラブルですが、初期段階で治療すれば容易に治る症状であっても、放置して悪化すると、結果として手術が必要になる可能性も高くなってしまいます。なるべく早めに専門医を受診して、最低限の負担で治療を終えられるようにすることをおすすめします。
肛門内科では、以下のような症状を診察します。
- 肛門の痛みやかゆみ
- 肛門からの出血
- 脱肛
- 残便感などの違和感
一方、肛門外科では、以下のような症状を診察します。
- 習慣性の便秘または下痢
- 腹痛
- 腹満感
- 排便時の出血
- 肛門周辺の痛みやかゆみ
- 肛門周辺の違和感
- 脱肛症状(腫れた感じ)
肛門外科での治療は、必ずしも手術になるとは限りません。基本的には、生活習慣の見直しや薬物療法で症状の改善を試み、手術はあくまでも最終手段となります。
では、「肛門内科」と「肛門外科」の違いはどこにあるのでしょうか。その背景には、2008年から「肛門科」という診療科名が認められなくなり、「肛門」の後ろに「内科」か「外科」のどちらかを付けなければならなくなったという事情があります。したがって現在では、主に「肛門内科」「肛門外科」「大腸・肛門外科」という表記が用いられています。ただし、治療内容に厳密な線引きがあるわけではありません。それでも強いて区別するならば、以下のようになります。
- 「肛門外科」は手術まで含めた治療を行うことができる。
- 「肛門内科」は薬物療法のような保存治療が主体で、手術を行わない。
万が一手術が必要な状況になった場合、「肛門内科」では対応しきれない可能性があり得ます。その場合は「肛門外科」を受診し、手術を含めた治療を行うことになります。
受診可能な症状(外科)

痔の中には、内痔核のように初期段階では痛みがないため気付きにくいものもあります。では、どのような症状があった場合に肛門外科を受診したほうが良いのでしょうか。肛門外科を受診する目安となる症状についてご紹介します。
肛門の痛みや違和感
排便時に肛門に痛みがあるものの、排便時以外は痛みがないという場合は、「裂肛」(きれ痔)の可能性があります。裂肛は、激しい下痢や硬い便などが原因となって、肛門が裂けた状態です。肛門外科での治療としては、まず排便習慣の改善を行いますが、悪化すると手術が必要になります。
肛門からの出血
肛門からの出血は、様々な理由が考えられます。血がトイレットペーパーに付いたり、点々と落ちたりする場合は、裂肛や内痔核である可能性があります。しかし、継続的であるなら大腸から、粘り気のある赤黒い血なら結腸から、それぞれ出血しているかもしれません。出血は重篤な疾患の兆候の一つでもあるため、早めに専門医を受診するのが賢明です。
肛門の腫れ
肛門が腫れて鈍い痛みがあるなら、「肛門周囲膿瘍」や「痔ろう」の可能性があります。膿が出ることもあり、切開や手術が必要となるケースもあります。
肛門周辺のできもの
いぼやしこりのようなものが肛門周辺にできた場合は、進行する前に専門医を受診しましょう。肛門から何か飛び出してくるような感覚がある場合も同様です。内痔核が進行して肛門から飛び出してきたのか、それとも悪性腫瘍なのかを見極めるためには、専門の医師に診断してもらう必要があるでしょう。
お尻のかゆみ
かゆみくらい、と軽く考えて我慢していると、かえって治療が長引くことになりかねません。皮膚炎やかぶれ、膿、お尻のゆるみ、痔など考えられる原因は多いので、注意が必要です。
残便感
直腸肛門部の炎症やいぼ痔、さらには直腸がんも、残便感の原因の一つです。これらの病気が潜んでいる可能性もあるので、残便感を軽く見ずに、気になった場合は診察を受けることも大切です。
外痔核について
肛門の内側にできる痔を内痔核と呼びますが、肛門の外側にできる痔もあります。肛門付近に激しい痛みを伴うできものがある場合は、外痔核と呼ばれるいぼ痔かもしれません。肛門の内側とは異なり、外側の皮膚には神経が通っているため、痛みは相当強いものとなります。受診をためらっていると、さらに腫れあがってしまう可能性もあるので、そうなる前に専門医のいる肛門外科を受診したり、症状に合う治療法を探したりすることが大切です。
こちらでは、外痔核について確認すべきポイントをご紹介いたします。
外科クリニックの選び方

安心して任せられる肛門外科クリニックを探すために、以下のポイントを押さえておきましょう。
日本臨床肛門病学会に属している
日本大腸肛門病学会もございますが、内科や外科、肛門領域が混在しており「肛門や痔が専門である」とは言いきれない現状があります。
そこで設立されたのが、「日本臨床肛門病学会」です。肛門を専門に診療を行う医師が集まって設立されました。比較的歴史の浅い学会ではありますが、肛門領域を専門とする医師の審査・認定を行っているため、こちらの認定医が在籍しているクリニックを探すのがおすすめの方法です。
肛門領域の専門医が主治医になるクリニック
肛門だけではなく、消化器科や産婦人科など関連する領域の診察をすべてこなす医師もいます。しかし、肛門外科は高い専門性が求められる分野であり、肛門領域を専門する医師の診察があってこそ安心につながります。
特に手術が必要になった場合は、主治医制度を採用している医療機関の受診がおすすめです。診察から術後のケアまで一人の医師に一貫して担当してもらうことにより、安心感も増すでしょう。
治療法の選び方

お尻の悩みを解消したくても、デリケートな部分であるために恥ずかしくてなかなか受診できないという方は非常に多いです。特に女性の方は、このような羞恥心は強いほうかもしれません。
痔は男性がかかりやすいと言われていますが、女性にとっても身近な疾患です。便秘がちであったり、妊娠・出産を経験したりすると、肛門周辺がうっ血し、痔に発展しやすくなるからです。どうしても受診をためらってしまう場合は、まだ軽度な痔であれば、以下のような市販薬で治る可能性があるので、試してみると良いでしょう。
注入軟膏 | 内痔核に使用。肛門内部に注入する。 |
---|---|
坐剤 | 肛門内部に発生した痔に使用。固形の薬。 |
軟膏 | 外痔核、裂肛(切れ痔)に直接塗る。注入軟膏でも代用可。 |
内服薬 | 外用薬と併用。抗炎症作用、鎮痛効果、止血作用がある。 |
このような市販薬を一定期間継続して使っても症状が改善されない場合は、やはり専門医のいる医療機関を受診することが必要です。そのまま自分で対症療法を続けていると、一気に痛みが強くなったり、出血したりしかねません。できる限り早めに受診するのが賢明です。
それでは、肛門外科ではどのような治療を行うのでしょうか。肛門外科で行う治療は、症状や疾患によって千差万別ですが、大きく分けると以下の通りとなります。
保存療法
痔の原因となる排便習慣や食生活の見直しにより、症状の改善を目指します。
薬物療法
軟膏や座薬で痛みや腫れを抑え、内服薬で便を柔らかくします。
輪ゴム結紮療法
内痔核をゴムで縛り、壊死させます。手術ではなく、麻酔はしません。内痔核のみに用いられる治療法です。
硬化療法
薬剤を注入し、痔核自体を小さく固めます。手術とほぼ同じ効果が得られるうえ、再発率が低い画期的な方法です。
結紮切除法
上記の方法で治せない場合は、手術を行います。日帰りの手術で済む場合もあります。
専門医のいる肛門外科を受診して快適な生活を取り戻そう
痔は男性だけではなく、妊娠出産や便秘によって、女性が羅患することも多い疾患です。デリケートなお尻の部分のトラブルなので、医療機関を受診することにためらいを感じる方もいるでしょう。しかし、進行具合によっては、市販薬では改善に至らない可能性もあるので注意が必要です。気になった場合は、ぜひ肛門を専門的に診察できる医師のいる医療機関を受診しましょう。
新潟で肛門外科をお探しなら、松波クリニックの利用がおすすめです。患者様の負担を最小限にできる治療法をご提案いたします。気になる症状がある場合は、ぜひご相談ください。
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