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コラムColumn

新潟で肛門内科をお探しなら松波クリニックへ!専門的な治療を日帰り手術で!痔の原因や症状とは?

専門のクリニックで治療を

出血や痛みなどの自覚症状があっても、クリニックの受診を躊躇してしまう方が少なくないのが、お尻のトラブルです。「診察を受けるのが恥ずかしい」「痛そう」というイメージを持たれがちなこともあり、「しばらく様子を見よう」と後回しにしてしまうことも多いのが現実です。しかし、お尻のトラブルをそのまま放置しておくのは危険です。状態が悪化したり、実は別の大きな病気が隠れていたりする場合もあります。

こちらでは、お尻のトラブルについて、専門のクリニックを受診すべき症状や、間違えやすい疾患などを解説いたします。

受診すべき症状

痔に悩む人

以下のような症状が見られる場合は、クリニックへの受診をご検討ください。

出っ張り

いぼ状の出っ張りが、肛門やその周辺にあるという症状です。痛みや出血が伴わない場合であっても、肛門に何かがぶら下がっているような違和感があって気付くこともあります。これは「痔核」(いぼ痔)の代表的な症状です。後ほど詳しく説明しますが、痔核は進行具合によっては手術が必要になることもあります。初期の段階であれば薬による治療も可能なので、早めに受診することが大切です。

出血

下血、血便とも言われ、便に血が混じっている、もしくは排便後にポタポタと血が垂れ落ちる症状です。シャワーのように勢い良く出血するケースもあります。これは、痔核や「裂肛」(切れ痔)が原因の症状です。鮮やかな血液が混じっている場合は、肛門に近い部分で出血している可能性が高いです。出血が続く場合には、コットンや女性用の生理用品などで応急処置をし、速やかにクリニックを受診しましょう。

痛み

排便時に肛門が痛い、というのは裂肛の特徴です。裂肛は、肛門の皮膚が裂けてしまっている状態であり、便秘や激しい下痢によって起こる症状です。出血を伴うこともありますし、排便後もしばらく痛みが続くこともあります。便意があっても痛みが気になって排便を我慢するようになってしまうと、便秘が悪化して悪循環に陥りかねないので注意が必要です。また、排便と関係なく常に痛みがある場合には、膿瘍なども疑われます。こうした症状がある場合は、クリニックの受診をおすすめします。

かゆみ

肛門付近のかゆみの多くは、肛門周囲皮膚炎により起こります。清潔に保とうと思うあまりゴシゴシ拭いたり、シャワートイレを頻繁に使用したりすることによって皮膚が刺激され、ただれてしまうのが肛門周囲皮膚炎の主な原因です。かゆみを我慢できずに掻き壊してしまうと、血液や分泌液によってさらに症状が悪化することもあるので注意が必要です。

また、肛門周囲皮膚炎以外にも、カンジダ菌や白癬菌といったカビ感染が原因でかゆみをひき起こしている可能性もあります。それぞれ症状に合った治療が必要になりますので、自己判断するのではなく、クリニックを受診することをおすすめします。

間違えやすい疾患

腸について悩む女性

痔と似たような症状の疾患もあります。間違えやすい疾患としては、以下のようなものが挙げられます。

大腸がん

大腸がんは、痔との区別が難しい疾患ですが、最も大きな違いは「出血量」にあります。痔は出血量が多いのに対し、大腸がんは便に血が混じる程度です。少量の血が混じった状態の便が継続的に出ます。大腸がんのうち、「直腸がん」は血便、「結腸がん」は黒色の便が出るのが特徴です。そのほか、下痢や便秘を繰り返す、便意はあるのに便が出ない、あるいは少量の排便が続く、といった場合には、大腸がんの疑いがあります。

大腸ポリープ

大腸の粘膜にポリープができる疾患です。まれに血便が出たり、便に粘膜が付着したりすることもありますが、自覚症状はほとんどありません。そのため、痔の検査で偶然発見されることも多い疾患です。大腸ポリープにも様々な種類があり、放置するとがんになると判断されれば、切除が必要です。

クローン病

口から肛門までの消化管に炎症が起き、潰瘍やびらんができる疾患です。若い世代での発症が多いのが特徴となっています。クローン病になると、肛門に変化が起こりやすいため、お尻のトラブルと間違えることも少なくありません。肛門手術をしても治らないことから、クローン病が判明する場合もあります。ほかの特徴として、体重の減少や全身倦怠感などが見られます。

尖圭コンジローマ

ウイルス感染が原因で起きる疾患で、性感染症の一種です。肛門周辺や性器にいぼができたり、かゆみが起きたりするので、痔核と間違えられることがあります。外用薬での治療が可能ですが、症状の進行度合いによっては、いぼの切除が必要です。泌尿器科、皮膚科、婦人科で治療ができます。

お尻や肛門のトラブルが起きても、正確に症状を把握するのは難しく、また、自分では思ってもみなかった疾患である可能性もあります。初期の段階であれば治療も軽くて済むことが多いので、何か少しでも気になることがある場合には、早めにクリニックを受診しましょう。

内痔核とは?日帰り治療も可能

痔の代表的な症状である痔核は、発生する部位によって内痔核と外痔核に分かれます。それぞれどのような原因や症状があるのでしょうか。また、手術は必要なのか、再発の予防はできるのでしょうか。

手術というと大がかりで、体への負担も大きいのではないかと不安に感じるかもしれませんが、専門のクリニックでは、負担を最小限に抑える日帰り手術という選択肢もあります。放置すると悪化することもあるので、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。

内痔核とは?原因や症状について

はてなマークのロゴとクリニックの先生

内痔核の詳細をご説明いたします。

内痔核とは?

肛門上皮と直腸粘膜の境界線を「歯状線」と言うのですが、痔核のうち、この歯状線より内側(直腸側)にできるものを「内痔核」と呼びます。

症状

内痔核の症状は、進行度合いにより異なります。進行ステージには4種類あり、具体的には以下の通りです。

Ⅰ度 痔核が肛門内に存在するが脱出(肛門の外に出る)はしない状態。排便時に出血することがあっても痛みはない。
Ⅱ度 排便時に痔核が脱出するが、自然に元に戻る状態。痛みや残便感があることも。
Ⅲ度 排便後、自然に戻らず指で押し戻さなければならない状態。排便時以外でも脱出するようになる。
Ⅳ度 痔核が常に脱出している状態。指で押し込んでも戻らず、激しい痛みを伴うこともある。

Ⅰ度、Ⅱ度の場合は、まだ症状が比較的軽く、薬で治る可能性があります。Ⅲ度まで進行すると、ゴルフのスイングや咳き込んだ拍子など、腹圧がかかった勢いで痔核が脱出してしまうことがあり、症状は深刻化します。

さらにⅣ度まで進行した場合、脱出したままの痔核に肛門の粘膜が引っ張られるため、少しの刺激でも便が流れ出してしまう、不衛生な状態になります。ここまでくると日常生活に支障が出てしまいますので、手術が必要です。

原因

肛門周辺には静動脈が多く集まっており、負担がかかると血管が切れて出血したり、血流が悪くなってうっ血したりしやすくなります。下記のように、腹圧や肛門への負担がかかる状態は要注意です。初期の段階であれば薬物治療も可能なので、放置せずにクリニックを受診するほうがよいでしょう。

  • 便秘や下痢を頻繁に繰り返す
  • 力仕事や長時間座りっぱなし
  • 妊娠中や出産時
  • アルコールや刺激物の過剰摂取

妊娠中は子宮が腸を圧迫するため腹圧がかかりやすく、ホルモンバランスの変化によって便秘になりやすい傾向にあります。また、出産時のいきみや切開が原因で、お尻のトラブルに悩むようになる女性も増えているので注意が必要です。

外痔核とは?原因や症状について

人差し指を立てて説明するクリニックの先生

外痔核の詳細をご説明いたします。

外痔核とは?

痔核のうち、歯状線(肛門上皮と直腸粘膜の境界線)の外側(皮膚側)にできるものを「外痔核」と呼びます。内痔核の進行により外痔核を併発する「内外痔核」という症状もあります。

症状

粘膜にできる内痔核が初期段階では痛みを感じないのに対して、外痔核は知覚神経のある皮膚にできるため、強い痛みを伴うのが特徴です。肛門付近の急な腫れや痛みで症状に気付くことが多く、活動中も、また安静にしているときにも、常に痛みが続きます。

内痔核と勘違いしてしまい、無理に肛門の奥へ押し込もうとすると激痛に襲われることもあるので、注意が必要です。出血するケースもありますが、出血によりかえって血栓が小さくなり、痛みが和らぐ場合もあります。

原因と予防

内痔核の原因と同様に、腹圧や肛門への負担によって肛門周辺の血流が悪くなることが原因で起こります。代表的な予防法としては、下記のような方法が挙げられます。

  • 排便はゆっくり、無理に力まないよう心がける
  • 生活習慣、食生活により便通トラブルを改善する
  • 入浴で清潔を保つと同時に、体を温めリラックスするよう心がける
  • 座りっぱなしなど同じ姿勢が続かないよう工夫する

便秘や下痢は、肛門への負担に直結しますので、便通トラブルを改善することは有効な手段です。また、外痔核の痛みは、患部や体を温めることで和らぐことがあります。痛みが和らぐ、リラックスできると思えることを生活の中で積極的に取り入れてみましょう。

デスクワークに従事している方や運転を仕事にしている方など、職業上どうしても座りっぱなしになってしまうという場合は、「休憩時間にストレッチやマッサージを取り入れる」「お尻を温める」といったことでも、血流改善の効果が期待できます。まずは少しずつでも生活環境や姿勢を工夫し、予防を心がけることが大切です。

専門医に任せて安心!お尻のトラブルは新潟の肛門内科へ

デリケートなお尻のトラブルや悩みを抱えていると、「何をしていてもお尻が気になる」「せっかくの予定を思う存分楽しめない」など、生活の質まで下がってしまいかねません。快適な暮らしを取り戻すために、早めに専門医にご相談いただくことをおすすめします。

松波クリニックなら、お尻の状態を正しく判断したうえで適切な治療ができます。手術が必要な場合にも、患者様の負担を軽減する日帰り治療のご提案が可能です。リラックスして受診できるよう配慮していますので、新潟で肛門内科をお探しの方は、ぜひ松波クリニックへお問い合わせください。

肛門外科や肛門内科の詳細は、以下でご確認いただけます。

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