【新潟 肛門内科】夜間診療のメリット・注意点や応急処置の方法は?
【新潟 肛門内科】夜間診療のメリット・注意点とは?応急処置の方法や緊急性が高いケースの見分け方などを解説
夜間に突然、肛門の痛みや出血が起こると、不安で眠れなくなってしまうものです。新潟周辺でも、「今すぐ肛門内科・肛門外科に行くべきなのか」「朝まで待ってもいいのか」と判断に迷う方も少なくありません。こちらでは、夜間に肛門まわりのトラブルが起きたときの対応について解説いたします。夜間診療のメリット・注意点、応急処置の方法、緊急性が高いケースの見分け方など、お役立ち情報をまとめました。
夜間だからといって我慢する必要はありません。落ち着いて状況を見極め、受診するかどうかを判断しましょう。
肛門内科・肛門外科の夜間診療:メリットと注意点
夜間に起こる肛門の異常は、強い痛みや不安を伴うことがあります。日中の受診が難しい方にとって、夜間診療を行う医療機関があると、慌てずに受診の判断がしやすくなります。
メリット
夜間診療には、受診のタイミングが限られる方にとって利用しやすい面があります。
時間外でも診察を受けられる安心感
夜間に症状が出た場合でも、すぐに診察を受けられる安心感があります。痛みや不安が和らぎ、落ち着いて対応できます。
緊急性の高い症状に迅速に対応可能
出血や激しい痛みなど、緊急性の高い症状にも迅速に対応してもらえる場合があります。適切な処置を早めに受けることで、症状の悪化を防げます。
注意点
便利な一方で、夜間診療には知っておきたい注意点もあります。
診療内容が限られることがある
夜間の担当医が限られる場合、対応できる診療内容が制限されることがあります。受診前に診療科目を確認しておくとよいでしょう。
通常診療より費用が高くなることがある
医療機関によっては時間外料金が発生し、通常より費用が高くなるケースも見られます。こちらも受診前に目安を確認するのがおすすめです。
いざという時に迷わず行動できるよう、近くで夜間診療を行っている医療機関を調べておくとスムーズです。
自宅できる応急処置:痛みや出血を和らげる方法
夜間に肛門のトラブルが起きたとき、自宅でできる応急処置をご紹介します。
清潔にする
まずは患部を清潔に保つことが基本です。ぬるま湯で優しく洗い流し、刺激を与えないようにしましょう。石鹸の使用は控え、清潔なタオルで水分を拭き取ってください。
痛みへの対処法
痛みの種類によっては、温める方法と冷やす方法を使い分けます。
温める
いぼ痔(痔核)や切れ痔(裂肛)が疑われるときは、温めることで血行が良くなり、痛みを軽減できる可能性があります。ぬるま湯に10分ほど浸かる、温めたタオルを患部に当てるといった方法がとられます。
冷やす
肛門周囲膿瘍や痔ろうのように炎症が疑われる場合は、温めるとかえって悪化するかもしれません。冷やすことで痛みが和らぐ場合があります。保冷剤や氷水をタオルで包み、患部に軽く当ててください。直接氷を当てると凍傷のおそれがあるため避けましょう。
市販薬の使用
市販の座薬や軟膏で症状が和らぐこともあります。使用前に説明書をよく読みましょう。また、持病がある方や妊娠中の方などは、医師または薬剤師に相談したうえで使用してください。
安静にする
体を休めることも大切です。激しい動きや長時間のデスクワークは避け、肛門への負担を減らしましょう。横になると肛門への負担が少なく、体もしっかり休めることができます。
これらの応急処置は一時的な対処法に過ぎません。症状が続いたり、悪化したりした場合は、早めに医師の診断を受けることをおすすめします。
緊急度の高い症状は?すぐに受診を検討したいケース
夜間であっても、一刻を争う症状が現れた場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。緊急度が高い症状として、以下のようなものがあります。
大量の出血
便器が真っ赤になるほどの大量出血や、出血が長時間続く場合はすぐに受診が必要です。貧血など、深刻な状態に陥る可能性があります。
激しい痛み
我慢できないほどの激しい痛みがあるときも、緊急性が高いと考えられます。痛み止めが効かない場合や、痛みがどんどん強くなる場合は特に注意が必要です。
緊急を要する全身症状
肛門の症状に加え、意識障害や呼吸困難、激しい吐き気、高熱などの全身症状が現れた場合は、命に関わることもあります。この場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
強い腫れや発熱
肛門周囲の強い腫れや発熱が見られる場合も、早急に医療機関を受診することが望ましいです。感染症や他の重篤な病気が隠れている可能性があります。
これらの症状は、夜間に限らず日中にも現れることがあります。症状に気づいた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
翌日まで様子を見てもよいケース
症状が軽度であれば翌日まで様子を見ても問題ない場合があります。ただし、症状の程度によっては、早期の受診を検討すべき場合もあるため、慎重に判断することが重要です。
軽度の症状
痛みや出血があるものの、日常生活に大きな支障をきたさない程度であれば、緊急の受診は必須ではないことが多いです。ただし、症状が悪化したり、出血量が増えたりするときは、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
普段通りの排便が可能
排便が普段通りであれば、重篤な疾患の疑いは低いとされます。一方、便の状態が普段と大きく異なる場合や、排便時に強い痛みを感じる場合は、注意が必要です。
全身状態に変化がない
発熱や吐き気、倦怠感などの全身症状がない場合、緊急性は低いと考えられます。しかし、これらの全身症状が現れた場合は、感染症や他の疾患の可能性も考慮する必要があります。特に高熱や意識障害が現れた場合は、速やかに医療機関を受診するべきです。
このようなケースでは、翌日かかりつけの医療機関を受診することで十分な場合が多いです。ただし、症状が不安なときは速やかに相談することが大切です。
肛門トラブルの対策方法
肛門まわりのトラブルは、普段の生活習慣を見直すことで予防できることもあります。
食生活の見直し
バランスの良い食事を心がけましょう。野菜や果物、海藻などに含まれる食物繊維は、便通を整える働きが期待されます。また、水分が不足すると便が硬くなりがちです。1日1.5~2リットルを目安に、こまめな水分補給もポイントになります。
排便習慣の工夫
排便時に強くいきむと、肛門に負担がかかります。リラックスした状態で排便できるよう、無理に出そうとしないことも大切です。また、トイレに長時間こもるのではなく、5分程度を目安に済ませるようにしましょう。
軽い運動を取り入れる
運動不足は血行不良につながり、肛門の不調を招く原因になります。ウォーキングなどの軽い運動を日常に取り入れ、体を動かす習慣をつけましょう。
ストレスを溜め込まない
ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、便秘や下痢を引き起こすことがあります。気分転換や休息の時間を意識的に取り入れ、心と体をゆるめる時間を大切にしましょう。
ちょっとした心がけが、肛門まわりのトラブル予防につながります。無理なく取り入れられることから、少しずつ始めてみてください。
松波クリニックは新潟市中央区を拠点に、患者様一人ひとりに合った治療法をご提案しております。肛門疾患に関する正しい知識の普及と、日常生活や排便習慣の改善にも重点を置いているため、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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