【新潟・女性】痔瘻は手術をしないと治らない!痔瘻になりやすい方や症状とは?
新潟で痔の治療に対応!痔瘻の原因や痔瘻になりやすい人を解説
新潟で痔の治療・手術に対応する松波クリニックが、痔瘻の原因やなりやすい方、主な症状について解説いたします。男性・女性ともに痔瘻を治すには手術が必要なため、心当たりがある方は早めの受診をご検討ください。
痔瘻は手術が必須?1つでも当てはまったら相談したい痔瘻の症状

痔瘻(じろう)はできるだけ早く治療する必要がある症状です。痔瘻は肛門腺に膿が溜まることで瘻管(ろうかん)と呼ばれるトンネル状の穴ができ、化膿を繰り返します。あな痔とも呼ばれます。
こちらでは、痔瘻の原因や発症しやすい方などについて解説いたします。
痔瘻を引き起こす原因
主に細菌感染が原因です。歯状線にある小さな穴に便が入り込むことで起こります。歯状線上に開いている8~11ヵ所ほどの細かい穴を肛門陰窩(いんか)といい、脂質や粘液を分泌する肛門腺があります。便秘による過度ないきみや下痢などで便が肛門陰窩に入ってしまうと、肛門腺まで押し込まれてしまいます。
もともと肛門には免疫機能が備わっており、健康な状態であれば通常は感染を起こしません。しかし、ストレスや疲労などで免疫力が低下していると、細菌が繁殖して感染し、肛門腺の炎症や化膿につながってしまうのです。
痔瘻になりやすい方の特徴
・30代~40代の男女
一般的に痔瘻は、男女ともに30代~40代の比較的若い世代に見られる症状です。このうち、女性よりも男性が発症しやすいことで知られています。高齢者の方はあまり発症しません。ちなみに乳児痔瘻は、生後1ヶ月前後~1歳ぐらいの男児の赤ちゃんによく見られる症状です。大人の痔瘻とは異なり、手術をしなくても1~2歳頃には自然に治癒します。
・いきむ力が強い
肛門括約筋の緊張が強い方も痔瘻になりやすいといわれています。特に男性は筋肉が発達しており、排便するときのいきむ力が強い傾向です。勢いよく排便したことで、肛門陰窩に便が入りやすくなると考えられます。
・下痢気味の人
日頃から下痢気味という方も痔瘻になりやすい傾向が見られます。健康な便と比べて、泥状の下痢は肛門陰窩に入り込みやすいです。男性に多い病気ではありますが、女性でも下痢をしやすい方は注意が必要です。また、慢性的な便秘で下剤を服用している方も同様に注意しましょう。
・免疫力が低下している人
疲労やストレスなどで免疫力が低下していると、便に対する肛門の免疫機能も低下し、細菌に感染しやすくなります。全身の健康状態が関係してくるため、疲れやストレスを感じたら体を休める、仕事量を調整するなど、生活習慣を見直して予防することが大切です。
・飲酒する頻度が多い人
アルコールを飲む頻度が高いと、比較的下痢になりやすいです。下痢が誘発されることで、痔瘻の発症リスクも高まってしまいます。アルコールの摂取量をほどほどにすることが大切です。
痔瘻の症状
痔瘻は段階ごとに現れる症状が異なります。
まず、痔瘻の前段階である肛門周囲膿瘍(のうよう)は、肛門や直腸の周囲に膿が溜まった状態です。膿瘍ができると肛門周辺に強い痛みが生じます。さらに赤く腫れている場合、膿瘍による炎症が起きています。また、37~38℃程度の発熱も症状の一つです。38℃以上の高熱が出るケースもあります。
この肛門周囲膿瘍が破れると痔瘻になります。膿が出たことで痛みや腫れなどの症状は解消しますが、完全に治ったわけではありません。瘻管は自然に塞がらないため、絶えず膿が排出された状態になり、下着が汚れることがあるのです。この膿が皮膚に付着して痒みやかぶれが生じたり、不快な臭いを伴ったりします。また、膿が再び溜まってしまい、痛みが出る可能性も考えられます。
痔瘻は基本的に手術による治療となりますが、種類によって異なる場合も多いです。上記のような症状に心当たりのある方は、早めの受診をご検討ください。
もしかすると痔瘻かも!?気になる方は早めのご相談を!

痔瘻は肛門腺窩という小さな穴に便が入り込んで細菌感染し、膿が溜まることでトンネルが形成される痔です。便秘や下痢を繰り返す方や、いきむ力が強い方などが発症しやすい傾向があります。
痔瘻をはじめ、痔は年代や性別を問わずどなたでも生じる可能性がある病気です。放置すると重症化するおそれがあるため、早めに対策を講じることは重要といえます。しかし、「おしりのトラブルは相談しづらい…」という方も少なくありません。
新潟の松波クリニックでは、恥ずかしくて受診できない方も気兼ねなく相談できるよう、プライバシーに配慮した環境を整えております。負担を最小限に抑えた丁寧な診療を心がけ、患者様一人ひとりに適した治療方法をご提案いたします。生活習慣や排便習慣の改善に向けたアドバイスも可能です。
おしりのトラブルで気になる症状があるときは、松波クリニックまでお問い合わせください。