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コラムColumn

【新潟 お通じ】ストレス下痢の原因・症状・対処法

新潟の肛門科医が教えるストレス下痢の原因や改善策とは

新潟で便秘やストレス下痢などお通じにお悩みの方は、松波クリニックまでご相談ください。ストレス下痢とは、ストレスが原因で腸の動きが活発になり、下痢になることです。症状が長期化する場合は早めに医師に相談しましょう。

ストレス下痢とは?主な原因と症状

ストレス下痢とは?主な原因と症状

ストレス下痢とは

ストレス下痢とは、ストレスが原因で腸の動きが活発になり、下痢になることです。ストレスにより自律神経の働きが乱れ、腸管の運動が活発化すると、便の水分が十分吸収されないまま排出されてしまいます。一時的な下痢の他、慢性的に続く場合は「過敏性腸症候群」の症状として現れることがあります。

ストレス下痢は、検査をしても消化管自体に異常は見られません。ストレス対策とともに、生活リズムを整えることが大切です。

ストレス下痢の原因

ストレスが原因で下痢になる主な理由は3つあります。

ストレスによる自律神経の乱れ

ストレスがかかると自律神経の働きが乱れ、腸の動きが活発になり過ぎて下痢を引き起こします。

ストレスホルモンの分泌亢進(ぶんぴつこうしん)

ストレスホルモンの分泌亢進症も下痢の原因の一つです。ストレス時に分泌が増える「コルチゾール」などのホルモンにより、腸の動きが活発化して下痢になります。

精神的ストレスによる腸の運動異常

精神的ストレスが直接腸の運動異常を引き起こすこともあります。脳と腸は自律神経で密接につながっており、ストレスが腸に影響を及ぼし、腸の動きに異常をきたします。

このように、ストレスは様々な経路を通じて腸の動きを活発化させ、下痢の原因となるのです。

ストレス下痢の症状

急な下痢の発作

通勤・通学時や重要な会議の前など、ストレスを感じる場面で突然下痢になることがあります。

腹痛や腹部膨満感

お腹が張る、痛むなどの不快感が伴います。下痢と便秘を交互に繰り返すこともあり、症状のコントロールが難しいのが特徴です。

便意が増す

いつ下痢が起こるかわからず、トイレの場所が気になるなど不安な思いにさいなまれます。こうした不安がさらに症状を悪化させ、便意頻回で外出が困難になる方も少なくありません。休日になると症状が軽くなる場合が多いのも、ストレス下痢の特徴です。

ストレス下痢への対処法

ストレス下痢への対処法

生活習慣の見直し

ストレスが原因で引き起こされる下痢を予防・改善するためには、生活習慣の見直しが重要です。

まず、睡眠と活動のリズムを整える規則正しい生活を心がけましょう。毎日の起床・就寝の時間、1日3回の食事の時間をできる限り一定にしてください。

次に、適度な運動は自律神経のバランスを整え、腸の働きを改善することにつながります。ウォーキングやジョギング、ヨガなど、無理のない範囲で続けられる運動を選びましょう。

食事療法も欠かせません。柔らかく刺激の少ないものを意識的に摂取することで下痢を予防できます。

ストレス解消法

ストレスは体調不良の原因になるだけでなく、自律神経の乱れを招き、過敏性腸症候群を悪化させるおそれがあります。ストレスを解消するには、自分なりのリラクゼーション法を見つけることが大切です。

例えば、ヨガ・ストレッチ・散歩・読書・音楽鑑賞など、自分の好きな方法で気分転換を図ることをおすすめします。

また、日々の生活の中でできることとして、腹式呼吸・足浴・マッサージなども有効なリラクゼーション法です。

ストレスに強い心と体を作るには、自分に合ったストレス解消法を見つけ、日々の習慣に取り入れることが大切です。

薬物療法

ストレス下痢には、作用機序の異なるさまざまな下痢止め薬があります。主なタイプは以下のとおりです。

  • 腸管運動正常化タイプ:木(もく)クレオソートが腸のぜん動運動を正常化し、水分を調整する
  • 整腸剤タイプ:生菌が腸内環境を整える、下痢止めとの併用が効果的
  • 腸管運動抑制剤タイプ:オピオイド受容体に作用し腸の運動を抑制する、感染性下痢には不向き

症状に合わせて適切な下痢止め薬を選び、服用することで改善が期待できます。

ストレス下痢は適切な対処で改善が見込める!下痢にお悩みなら松波クリニックへ

ストレス下痢は、ストレスによる自律神経の乱れやストレスホルモンの分泌亢進が原因で引き起こされる、過敏性腸症候群の一症状です。主な症状としては、急な下痢の発作、腹痛、腹部膨満感、便意頻回などが挙げられます。

対処法としては、まず生活習慣の見直し、ストレス解消法の実践が重要です。生活リズムを整え、適度な運動や気分転換を心がけましょう。ストレス下痢は適切な対処で改善が見込める症状です。ご自身に合った方法を見つけ、前向きに取り組んでいきましょう。

症状が長期化する場合や、血便・発熱・体重減少などの全身症状がある場合は、早めに医師に相談することが賢明です。

新潟の松波クリニックでは、下痢や便秘などおしりのトラブルにお困りの方からのご相談を承っております。下痢が長く続いている、色がいつもと違う、激しい腹痛・発熱を伴うといった場合は、新潟の松波クリニックへぜひご相談ください。

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